クルーズの旅もいよいよ終盤となり、観光として残すは「アテネ」と「ナポリ」のみ。
ネット上では色々と物騒なニュースが出ておりますが、クルーズツアーは穏やかな地中海を平穏に進んでおります。
アテネはご存じの通り実質的な財政破綻の状況下にあり、その疲弊した様子は町のいたる所に見てとれます。
観光の定番のアクロポリスの丘にあるパルテノン神殿と第1回近代オリンピックの会場となった競技場などとなります。
神殿のドーリス式の柱は法隆寺の建築様式にまで影響を与えていることを思うと、東西の時空を越えた結びつきに驚嘆せざるを得ません。
旧市街地のブラカ地区はおしゃれな雰囲気を味わえる数少ない場所ですが、公園に面するカフェレストランで軽めのランチ。
その後、車で30分のピレウス港に戻り帰船して、しばし休憩。
夕食は最上階の芝生のテラスの脇にある「ローンクラブグリル」でバーベキュースタイルのステーキを頂きました。
今日はナポリに向けての終日航海日ですので、船内でゆっくりと過ごします。

昨日はアテネからナポリに向かう終日航海日で船内でのんびりしました。
船内の様子を2回に分けて投稿します。
クルーズ旅行の特徴は楽しめる時間が倍増することにあります。
通常の旅行ですと、移動時間(バス、飛行機)、ホテルのチェックイン&チェックアウト、荷解き&荷作りなどで純粋に楽しめる時間は平均すると6割程度になってしまいます。
ところがクルーズ旅行の典型的な1日は、朝は7時の起床、ゆっくり朝食、9時に手ぶらで観光に出発、午後4時ごろに着船、シャワーorジャグジー、7時から夕食、9時からショー鑑賞、その後、バーで一杯またはカジノでひと遊びetc.となり 歩留まりは120%で通常の旅行の倍楽しめることになります。
私がこうやってFBに投稿できるのも、時間に余裕があってのことです。
通常旅行ではこうはいきません。
各地で専用車とガイドを用意し、好きなレストランやカフェに案内できることは添乗員冥利に尽きます。
いつか機会がありましたら、ぜひクルーズ旅行にご参加ください。
明日の朝ナポリに着いたら、朝一番の高速船でカプリ島に渡ります。
青の洞窟を楽しんだ後は、ソレントに渡り南イタリア最高のレストランの誉れ高い「ドン・アルフォンソ」でランチを取って、ナポリに戻ります。
戻ったあとは翌日の早朝の下船のための準備で、忙しくなります。
簡単に写真はUpするつもりですが、今日まで拙いレポートにお付き合いいただいた多くの友人の皆様に感謝しながら、パソコンを閉じます。おやすみなさい。

今日はクルーズ最終日。ナポリ港に入港してから、カプリ島とソレント近郊の「ドン・アルフォンソ」でのランチを楽しんできました。
ご覧の通り天気は良いのですが、少し波が高く残念ながら青の洞窟には入れませんでした。
この時期の確率は70%位とだと思いますが、自然が相手なのでいたしかたありません。
その代りに島を一周して遊覧を楽しみました。
港で一緒に写真に映っているのは、10数年来イタリアで専属ガイドをお願いしているマルゲリータさんです。
こちらの意図するところを良くわかってくれる優秀なガイドでお客様もすぐにファンになってしまいます。
その後は、高速船でソレントに渡り、旅の後半のメインイベント「ドン・アルフォンソ」でのランチでした。
あまりに食材の数が多く、メニューと味を表現するのも大変なのですが、一言で云うとすれば、大地の香りを味わう料理といえると思います。
すべてがオーガニックの食材で大地のミネラル分を感じることができます。
圧巻は食事の後に見せていただいたワインセラーです。
紀元前6世紀の古代ギリシャ時代の遺跡を利用した地下道(室)は個人所有のレストランの域を超えた異次元空間の世界でした。
明日は早朝にローマの港に着きます。その後KLMでアムステルダムを経由し仙台空港には19日(火)のお昼に到着の予定です。
それでは13日間に渡ったクルーズの旅の現地レポートを一旦ここで閉じさせていただきます。